読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Thought of the Day

本業はSE、趣味は万年筆集め、模型作り、ギター改造なおっさんのブログです。

とんび

昨日で終わったドラマ「とんび」の感想を書いてみます。ちなみにNHK版は観てません。

 

役者さん達の仕事は全体的に良かったですが、野村宏伸さんと麻生祐未さんの演技は特に素晴らしかったです。そして旭役を演じた子役の皆さんも素晴らしかった。

 

個人的には佐藤健さんと吹石一恵さんはあまり良くなかった気がします。役柄といまいち合ってないというか、そもそも、演出や構成、脚本が原作の良さを少なからず消しているのかもしれません。

 

現在と過去の二重構造にしたのは、ヤスが死ぬのか?と視聴者に思わせる演出がわざとらしく、くどいこともあって少なからず萎えました。

 

原作にあったエピソードがいくつか端折られたのも残念でした。旭の結婚式、旭の実子ができて「初孫だよ」という旭に「わしの初孫は健介(旭の妻の連れ子)じゃ」という場面等など。

 

旭の実子が生まれた後に、海で溺れたら実の子のほうを助けろ〜という場面を入れたのも改悪でしたし、旭に「一緒に住もう」と言われて「「おまえらの逃げて帰る場所がないだろう」と断るのも、一旦東京に引っ越した後に断るよう変えたのも改悪としか思えませんでした。

 

あと、これはJINのときから思ってたんですが、各エピソードのサブタイトルの手抜き感が酷すぎます。

 

JINの最終回のサブタイトルは「完結~時空の果て… 150年の愛と命の物語が起こす奇跡のタイムスリップの結末」で、とんびの最終回のサブタイトルは「終幕〜父が息子へ… 30年の愛と命の物語が起こす奇跡の贈り物」。

 

これは酷すぎるのではないでしょうか。何か奇跡的な出来事なんてあったっけ?と首を傾げてしまいました。

 

ヤスが実の父親に会いに行く場面など、良い場面も多くあっただけに、とても残念です。視聴率を得るためとはいえ、ちょっといただけません。

 

今回のドラマは舞台が広島ではなく、架空の街になったのも、良くないです。小さい子供が一人で行ける距離だと、旭の上京やヤスが上京を拒むこだわりとかが軽くなってしまいます。旭の嫁が一時間かそこらですぐ行ける距離にいるなら、大学時代とか実家に戻ってやれよって思いますよ。(笑)

 

それもあって、どうも大学に入ってからの旭は冷淡というか、軽薄に感じられて、現代パートいらねえよ!と思いながら観てました。

 

全体的に点数をつけるなら、原作が10点でドラマは5点ですね。

 

JINも結末への流れを原作から大幅に変えましたが、原作ファンが納得するであろう出来でした。今回は(ヤスが死ぬような雰囲気を漂わせる)策に溺れてしまった感じかな。

 

もったいないドラマでした。