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Thought of the Day

本業はSE、趣味は万年筆集め、模型作り、ギター改造なおっさんのブログです。

2013/10/13 トミ藤山 ラジオ深夜便再会ライブ Vol.6

渋谷公園通りクラシックスで行われたトミ藤山さんのラジオ深夜便再会ライブに行ってきたのでレポートなんぞをやってみます。

 

2007年くらいからトミ藤山さんの公式サイトの作成や運営、その他いろいろなことをしてきましたが、このライブを区切りにただのファンに戻ることになりました。TwitterFacebook、Lineなどがある今、ホームページを作る意味はなくなったのかもしれません。個人的にはもっといろいろ提案できたはず、と自分の未熟さを恥じるばかりであります。

 

トミ藤山さんには貴重な経験を多くさせていただき、感謝するばかりです。

 

さて、このライブはラジオ深夜便の再現をするということで行われてきました。毎回満席になり、新しいお客さんも増えてきています。

 

どんなアーティストであれ、セットリストは似通ったようなものになります。ある程度アルバムを出した後なら、新曲やカバーが少し入るくらいで、基本的には同じようなセットリストになります。

 

ラジオ深夜便再会ライブの場合、セットリストは定番のテネシー・ワルツ以外、毎回総入れ替えになります。ファンとしては”Georgia On My Mind”など聴きたいところですが、あえて総入れ替えしているわけです。

 

アマチュアがコード譜を見てジャカジャカ弾きながら歌うのとはわけが違います。トミ藤山さんは一つ一つの曲に工夫を凝らした上でライブに臨んでいます。それはアレンジだけではなく日本語に訳した歌詞もそうです。トミ藤山さんは1953年にデビューされ、60年代にアメリカで活躍された伝説的な存在です。それでも過去に頼らず、挑戦し続ける姿勢には頭が下がります。

 

今回のライブはアメリカを旅するというテーマで、地名がタイトルに含まれる曲を演奏されました。

 

辛口なコメントを書かせてもらうと、ちょっとおしゃべりが長すぎた気がします。

 

一部が長くなったため、二部でやや唐突にテネシー・ワルツを歌うことにして、アンコールをなしにした展開は、時間の制約という仕方ない事情があるにせよ、イベント全体のバランスの悪さを感じさせました。歌う時とおしゃべりをする時のメリハリは課題といえそうです。

 

また、セットリストを総入れ替えすることの怖さを感じる部分もありました。トミさんの弾き語りはワンマンバンドといえるレベルなわけですが、高度なことをやろうとすればするほどミスをする確率が高まり、弾き語りというスタイルではミスは目立ちやすいのです。今回は目立つミスがいくつかありました。ただそれは下手だからとか衰えているから・・・というのではなく、難易度が高いことに挑戦した結果なので、ネガティブな印象は抱きませんでした。

 

一度だけ、私はトミ藤山さんのバックでベースを弾いたことがあります。お客さんは深夜便ライブの1/4ほど。それでも、いまだかつて感じたことのないほどのプレッシャーを受けました。某所の600人入る大ホールで弾き語りをやったときなどとは比べ物にならないくらいのプレッシャーでした。それを独りで受け止めて伴奏と歌をやる困難さは、実際に味わってみなければ理解できないでしょう。

 

厳しいことを書きましたが、全体的には良いライブでした。トミ藤山さんに初めて接したであろう、私より若いお客さんも楽しまれた様子でした。

 

個人的な要望を書かせてもらうと、一部は新しい曲、二部は馴染みの曲を演奏してもらうと良いかな〜と思います。カントリーに縛らず、テイチク時代やコロムビア時代の日本語曲なども聴いてみたいです。

 

ジャンルはなんであれ、音楽に携わっている人には、一度、トミ藤山さんのステージを生で聴いていただきたいです。人種差別が激しかった頃のアメリカで、白人の音楽であるカントリーをやって成功した本物の実力を体験してみるべきです。