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Thought of the Day

本業はSE、趣味は万年筆集め、模型作り、ギター改造なおっさんのブログです。

ライブ 2005 大阪バナナホー / 友川カズキ

 2005年の大阪バナナホールで行われたライブをCD化したもの。友川カズキ自身の要望でCD化されたんだとか。

ライブ2005-大阪・バナナホール

ライブ2005-大阪・バナナホール

 

 ■メンバー

 ■収録曲

  1. エリセの目
  2. ユトリロの逃げ脚
  3. 乱れドンパン節
  4. 一つのメルヘン
  5. サーカス
  6. おとうと
  7. 桑名の駅
  8. あやかしの月
  9. サトル
  10. 春は殺人
  11. ピストル
  12. 湖上
  13. 赤いポリアン
  14. ワルツ
  15. 生きてるって言ってみろ

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友川カズキというと、ギターを壊さんばかりのストロークと激情迸る歌唱・・・というイメージがあります。ギターの弦を切りまくるとか。しかし、それだけではありません。

 

「私の花」で聴けるような繊細なフィンガーピッキングや穏やかな歌唱もまた魅力的で、1曲目の「エリセの目」や12曲目の「湖上」もその系統に入ります。出鱈目さはなく、整ってます。静と動のギャップが激しすぎます。

 

スタジオ盤はスタジオ盤で、本人曰く練習その他せずに録音するそうなので、ライブ盤に近いものがあるのですが、ライブ盤は私の貧しい語彙では表現しきれない凄みがあります。特にこのアルバムは本人が絶賛するだけあって、凄まじいです。

 

友川カズキ本人だけでなく、バックの2人の演奏もテンションが異常に高く、フォークの範疇を遥かに飛び越えてます。ジャズなのかロックなのか前衛音楽なのか・・・ 尺とかリズムとか関係なしで、それを故意にやっていないのも、バックの2人がそれに合わせ?ているのも凄すぎて言葉が出ません。

 

個人的に特に印象に残るのは11曲めの「ピストル」。”戦争反対もけっこうだが 人間反対ではないのか”という歌詞が秀逸で、言葉が弾丸になって脳みそに撃ち込まれる気分になります。ネット上にある音源も含めて、この曲のベストテイクはこのアルバムに収められたものかと今のところ思ってます。

 

14曲目の「ワルツ」から15曲目の「生きてるって言ってみろ」の流れも素晴らしいです。単純にこの2曲が好きというのもありますが。(笑)

 

「ピストル」を聴くためだけにもこのアルバムは買う価値があります。弾き語りをやる人は騙されたと思って、一度聴いてみるべきです。

 

このアルバムに限らず、友川カズキの音楽には、私にとってのフォークのあるべき姿が、憧れ行く理由がそこかしこにあります。